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きんぎょく
金玉・・ 妹が眺めている本の頭にそう書いてある。 え？食べ物なのに、金玉？？ あ。あれね。 錦玉・・と難波の和菓子屋に書いてあったキンギョクのことね。 関東では金玉って書くわけ？？？ ま、市場に行けば八百屋に「人肉」の札が立ててあるもんな。 読んで楽しい（かどうかは知らないが）、見て楽しい、食べて美味しいお菓子、金玉。 私は「錦玉羹」と言うことにしている。...
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立秋
まだ、暑中見舞いの葉書を申し込んでいないのに・・トホホ・・哀れ立秋となりました。 さんま苦いか塩っぱいか・・あ、あれは不倫の詩だった。 実は、もう、新米食べてます。 おいしくて、ぬかづけでもあれば、オカズいらないくらいです。
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鳴門金時
すだちと鳴門金時を、徳島の友人が送ってくれた。 鳴門金時は、出来具合を見るための、まだ試し堀りの段階だそうだ。 鳴門金時でも撫養の芋が一番いいのだ、という。 友人は松茂というところで職を得ていたので、そこらへんのことは詳しい。 きめ細かくて、裏ごしする必要のない金時芋。 天草の唐薯とは、また違った美味しさがある。
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桶屋
風吹けば・・・ かの有名な風吹けば桶屋が儲かる・・という循環形式の話法。 桶屋など見たこともなく、風が吹く路地さえもなくなってしまった。 ・・・死語の世界。 と、考えたのは３０年も前。 ところがどっこい、十三に行くと、商店街の通りよりも古い道筋であろう場所に、桶屋がある。 私が通るのは夕方なので、タガの外れた桶などは見たことがなく、きっちり製品になって積まれている。...
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今日も桶屋
私が桶屋の前を通ることができる夕方は、店も薄暗く、誰もいない。 ４０年以上もここの主を、はっきりと確認したことはないが、この日は、砥石を組み込んだ箱舟のようなものが店先に出してあった。 今日も、仕事を終えて、刃物をといで、店じまいされた時間なのだろう。 毎日同じことを繰り返し、積み重ねながらの生活をおもう。
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感謝・感激
母の住んだ家が空家になって、妹から「更地にしようよ」という話がでたとき、リフォームしたばかりなのに・・ と、私の遊び場に、もう一度リフォームし直した。 高校の時の友人が建築業をしていたので、外に音がもれないように、なかでは適当な残響がつくように作り替えてくれたのだ。 あれ？ と、うたを歌ってみた。 これ、いける。 部屋が程よく共鳴してくれる。...
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夏の終焉
頭がおかしくなったのだろうか・・と思うくらい、この夏は寝ていた。 気持ちよくて部屋から出ることができないのだ。 ひとつは、引越しで中指を中心に腱鞘炎になってしまい、趣味の草引きも、ペンキ塗りもそこそこにしか出来なかった。 ピアノは弾けるが、痛む指をあらかじめ察知して相変わらず、本能的に指を変えて弾くので、１時間もすると、脳がくたびれてしまうようだ。...
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栗
今年はクリを食べたか？ さて・・・ 夏バテか、どうも意気が上がらない。 もう、クリの季節なんだなあ。 新栗の出回るこの季節、栗蒸し羊羹を、オヤツにした。 気を引き締めようと、江戸時代の対馬の茶碗を出した。 秋だなあ ・・・そこでボードレールか、ヴェルレーヌの詩でも、出てくればよいのだが、頭の中のページを繰っていたら、黒鉄ヒロシ氏の俳句が口をついて出てきた。 青空に 長い棹持ち 栗採りす...
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仕事部屋
仕事を減らして、できるだけ自分のピアノに向かう時間を増やす。 そのつもりでいるのに、庭掃除、ペンキ塗り、拭き掃除・・と凡そピアノ弾きの手にあまり良いとは言えない作業ばかりを、夢中になっています。 それも、だいたい目処がつき、やっとピアノに集中できそう・・と思いつつこの４連休をまたまた、草引き、ペンキ塗り・・とやってしまいました。 これもカメラのシャッターを押すような、開放感があって止められません。...
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雨の日に
台風が来る、という日の朝。 水やりをしなくても良いのだが、庭に出てみると、桔梗が５つも花を付けている。 その中の一輪は雨上がりの後、花いっぱいに水を湛えていた。 私は、雨の中で咲く花を見ると、つい、悪乗りして、 雨に打たれて 咲いている 花が私の 恋いかしら と、鼻歌をうたう。 高橋掬太郎の「雨に咲く花」という流行歌の歌詞であるが、 その頃の歌は日本の抒情歌とジャンルをかえつつある。...
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どないなってまんねん
大阪梅田に出かけた。 なるべく人の多いところは避けるのだが、そうもばかりいっていられない。 場所は茶屋町。なんか新宿を思い出してしまった。 この人ごみにあって、自分たちの世界以外に全く関心を払おうとしない、他人への無関心さから来るヒトの表情もよく似ている。 一歩、道を入り、近道をする。 誰も、いてはらしまへんねん。 どないなっておますのやろ・・とおもう。
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2012-10-24
今年一番の冷え込みで、１１月中旬位の気温だという。 １２度まで下がったようで、夜更けに２度目が覚めた。 ベッドウォーマーを入れようかなあ。 紅玉を２キロ強、頂いた。これをジャムにすると冬がやって来たなあと思う。 ２キロの紅玉、レモンを一つ、三温糖を紅玉の４割。 掛かる時間はちょうど１時間。
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名月
昨夜は冴えざえとした月を見ることができたのだが今日は荒れ模様。 １１月にもう一度満月が来る頃は、寒さで月見など言っていられないだろうとおもう。 この先、だんだん冬支度。哀れ今年の秋も往ぬめり・・・って、もうちょっと先のことかな。 キノコの季節。新潟産のなめ茸が出回っていておいしい。 丹波産の松茸は本当に短い間だけ出回ったのだそうだ。食べなくても我慢出来るけど。
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秋だより
八瀬の山奥を歩く。 良い季節だと思うが、３時になると引き返して、４時になると帰りの電車の中にいること。 うっかり、夕暮れを楽しんでいたら、気温が下がり過ぎて、風邪をひいてしまうこと、請け合い。 京都非公文化財特別公開・・というのが行われている。 真珠庵を見学。２度目である。写真を撮ることはできない。 真珠庵まえの大仙院の前庭の紅葉も綺麗だった。
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